【就職活動】新卒採用に直結する!採用直結型インターンシップとは

今や就職活動において欠かせない取り組みとなっているインターンシップ。 25年卒から大きな変化があったことをご存知でしょうか。 以前のインターンシップは基本的に『企業は、インターンシップで得た学生の情報を新卒採用に活用してはならない』とされていました。 しかし、25年卒より『企業は、一定の条件を満たすインターンシップで得た学生の情報を、採用選考に活用してもよい』とルール変更がありインターンシップが選考に直結する「採用直結型インターンシップ」が解禁となりました。 そこで今回は、採用直結型インターンシップの特徴やメリット、ルール変更に伴う変化をご紹介します。
インターンシップとは
インターンシップとは、大学生が就業前に一定期間の「就業体験」を行い、自己の適正や仕事内容の理解を深めることを目的としたプログラムです。学生にとって、希望する職業を実際に体験できる貴重な機会であり、実際に働いている人の声を聴くことができます。
しかし、実態は「企業が優秀な人材と早期に接点を持つための就職活動プログラム」の側面が強いものであり、学生がインターンシップに参加する重要性は年々高まっています。
しかし、実態は「企業が優秀な人材と早期に接点を持つための就職活動プログラム」の側面が強いものであり、学生がインターンシップに参加する重要性は年々高まっています。
まさに、インターンシップは就職活動の必須事項と言えるような状況です。
インターンシップに参加するメリット・デメリットに関して、下記の記事で詳しく説明していますので併せてご覧ください。
詳しくはこちら➡冬季インターンシップを受けるメリット、デメリットは?
インターンシップに参加するメリット・デメリットに関して、下記の記事で詳しく説明していますので併せてご覧ください。
詳しくはこちら➡冬季インターンシップを受けるメリット、デメリットは?
採用直結型インターンシップの定義
採用直結型インターンシップとは、最終的に採用が目的であるインターンシップです。企業はインターンシップを通して、学生の仕事への理解を高めてもらいながら職務適正や能力を確認し、選考の材料集めをします。
以前のルールではインターンシップで得た情報を採用選考に活用してはならないとなっていたため、ルール上採用直結型インターンシップは禁止となっていました。
以前のルールではインターンシップで得た情報を採用選考に活用してはならないとなっていたため、ルール上採用直結型インターンシップは禁止となっていました。
しかしこの制度に強制力はなく、あくまで要請だったため、外資系企業やベンチャー企業を中心に採用の一環としてインターンシップが行われていました。
2022年に文部科学省と厚生労働省、経済産業省が発表した『インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る 取組の推進に当たっての基本的考え方 』によるとインターンシップは以下の4タイプに分類されます。
2022年に文部科学省と厚生労働省、経済産業省が発表した『インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る 取組の推進に当たっての基本的考え方 』によるとインターンシップは以下の4タイプに分類されます。
タイプ | 取り組みの性質 | 就業体験 | 採用に活用
①オープンカンパニー |企業・業界の情報提供・PR | なし | ✖
②キャリア教育 |教育 | 任意 | 〇
③汎用的能力・専門活用型インターンシップ|就業体験、能力の見極め、評価材料の取得| 必須 | 〇
④高度専門型インターンシップ |就業体験、実践力の向上、評価材料の取得| 必須 | 〇
25年卒から上記の4タイプのうち、③と④が採用直結型インターンシップとして認められ、インターンシップ中の様々な評価材料を採用選考に活用してよいことになりました。
①オープンカンパニー |企業・業界の情報提供・PR | なし | ✖
②キャリア教育 |教育 | 任意 | 〇
③汎用的能力・専門活用型インターンシップ|就業体験、能力の見極め、評価材料の取得| 必須 | 〇
④高度専門型インターンシップ |就業体験、実践力の向上、評価材料の取得| 必須 | 〇
25年卒から上記の4タイプのうち、③と④が採用直結型インターンシップとして認められ、インターンシップ中の様々な評価材料を採用選考に活用してよいことになりました。
日本経済新聞によると、24年夏に約4割の企業が採用直結型インターンシップを取り入れている状況です。
採用直結型インターンシップの特徴
採用直結型のすべてのインターンシップが解禁となりしたが、当然本来の目的である「就業体験」としてインターンシップを行っている企業もあります。しかし「就業体験」と「採用選考」という異なる目的のため、本来のインターンシップと採用直結型インターンシップは特徴が少し異なります。
ここからは、採用直結型インターンシップの特徴をご紹介します。
採用の一環として行われるインターンシップであるため、誰でも参加できるような形ではなく、エントリーシートや面接で学生の志望度や能力を見極めるため、事前選考が行われます。
従来の、就業体験や業界理解といった側面から就職活動としての一面が非常に強くなりました。
多くの企業が採用にインターンシップを取り入れたことで、就職活動の本格化が大学3年生の夏インターンとなりつつあります。
ここからは、採用直結型インターンシップの特徴をご紹介します。
1.事前選考
採用直結型インターンシップの特徴として、実施にあたって事前選考があるケースが多いです。採用の一環として行われるインターンシップであるため、誰でも参加できるような形ではなく、エントリーシートや面接で学生の志望度や能力を見極めるため、事前選考が行われます。
したがって、インターンシップに参加するためのエントリーシート添削・作成や面接対策など、就職活動さながらの準備が必要になります。
企業側は、学生に十分な就業体験をしてもらいながら、能力の見極めを行います。
2.長期インターン
採用直結型インターンシップは、最終的に内定を出すことを目的としているため、1日~1週間のような短期インターンではなく、長期インターンとなるのがほとんどです。企業側は、学生に十分な就業体験をしてもらいながら、能力の見極めを行います。
また、長期間の実施となるため学生側もそれなりの覚悟が必要です。
したがって、より志望度や意欲の高い学生と出会える点も採用直結型に長期インターンが多い理由です。
学生側も入社後のイメージがしやすい点などミスマッチを防ぐ効果もあるため、メリットがあると言えるでしょう。
実際の業務と近い内容を学生にこなしてもらうことで、学生が持ち合わせている能力やスキルが業務にどのように活かせるのかが明確になります。
学生は入社時と同じような体験ができることで自身の能力・スキルの向上や業務への理解がより深まります。
学生側も入社後のイメージがしやすい点などミスマッチを防ぐ効果もあるため、メリットがあると言えるでしょう。
3.実際の業務に近い内容
学生の適性や能力を的確に見極めるため、実際の業務に近い内容をこなす場合が多いです。実際の業務と近い内容を学生にこなしてもらうことで、学生が持ち合わせている能力やスキルが業務にどのように活かせるのかが明確になります。
学生は入社時と同じような体験ができることで自身の能力・スキルの向上や業務への理解がより深まります。
採用直結型インターンシップがもたらす変化
採用直結型インターンシップがもたらす変化とはいったいなんなのでしょうか。
以下では、採用直結型インターンシップがもたらす変化についてご紹介します。
1.インターンが事実上の就活
採用直結型インターンシップがもたらす変化として、インターンシップが事実上の就職活動となりました。従来の、就業体験や業界理解といった側面から就職活動としての一面が非常に強くなりました。
「インターンシップをしないと就職活動がはじまらない」
「まずはインターンに参加」
というような声が多く聞かれるのはそのためです。
採用直結型インターンシップの解禁によって就職活動の開始時期はより早期化しています。 2.就職活動の早期化
多くの企業が採用にインターンシップを取り入れたことで、就職活動の本格化が大学3年生の夏インターンとなりつつあります。
また、採用直結型インターンシップは早期に優秀な人材を確保したい企業側と早期に内定が欲しい学生側の思惑が一致するため、3年生の夏インターンより早い段階で学生を囲い込んでいる企業も見られます。
総じて就職活動の早期化が起こっており、インターンシップ参加に向けた早め準備が必要になります。
インターンシップを通して長期間企業と接点を持ち、業務等を学ぶことができるため、入社後のイメージをはっきりと持つことができます。
インターンを通して様々なスキル・能力を取得することで、入社後スムーズに業務に取り掛かり、即戦力として働くことができる点はメリットとして考えられるでしょう。
インターンシップで成果を残せた場合、企業から内定をいただけます。
総じて就職活動の早期化が起こっており、インターンシップ参加に向けた早め準備が必要になります。
採用直結型インターンシップに参加するメリット
採用直結型インターンシップに参加するメリットはいくつかあります。
以下では、採用直結型インターンシップに参加するメリットをご紹介します。
1.入社後のギャップを減らすことができる
特に、「入社後のギャップ」は早期退職の理由によく挙げられる項目のひとつであるため、入社後のイメージをもつことは非常に重要なことです。
企業側も、学生の本質がよりわかるため、入社後に適切な業務を与えることができ、双方にとって大きなメリットになります。
長期間、実際に働く社員と一緒に業務経験を積むことができるため、社会人としてのスキルや経験を身に付けることができます。 企業側も、学生の本質がよりわかるため、入社後に適切な業務を与えることができ、双方にとって大きなメリットになります。
2.社会人としてのスキルや経験が身に付く
インターンを通して様々なスキル・能力を取得することで、入社後スムーズに業務に取り掛かり、即戦力として働くことができる点はメリットとして考えられるでしょう。
3.早期に内定を得ることができる
時期は企業によって異なりますが、一般的な選考よりも早い段階で内定をもらえる可能性もあり、早く内定をゲットしたい学生にとってはメリットと言えるでしょう。
採用直結型インターンシップの解禁により多くの企業においてインターンシップ=採用選考の状況が増えてきています。
まとめ
いかがでしたか。採用直結型インターンシップの解禁により多くの企業においてインターンシップ=採用選考の状況が増えてきています。
参加することで早期に内定がもらえる可能性があることや入社後のギャップが埋めれられるなどメリットもありますが、就職活動の早期化などデメリットもあります。
貴重な学生生活の時間をどのように使い、どのように過ごすかをよく考え、自分の進みたいキャリアや実現したい目標に向けて日々を過ごすことが重要です。
当サイトでは、ほかにも就職活動に関する記事を多数掲載しています。
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