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スポーツビジネスとデジタルマーケティングの関係性とは?
皆さん、「デジタルマーケティング」とはいったいどのようなものかご存知ですか?
実は今日のスポーツ業界において、この「デジタルマーケティング」は欠かせないものとなっているのです。
一見無縁であるように感じるこの二つですが、実際には多くの現場でスポーツビジネスの戦略として「デジタルマーケティング」が用いられています。
この記事をご覧になっている方の中にはスポーツチームの観戦チケットをスマートフォン等で購入したことがある方も多いかと思います。実はその中にも多くの「デジタルマーケティング」が関わっているのです。
ここでは、それらの関係性について詳しく解説していきます。
デジタルマーケティングとは
デジタルマーケティングとは、インターネットやスマホなど、デジタルの媒体を通じたマーケティングのことを指します。
例えば、最近ネットサーフィンをしているときによく目にするweb広告も、顧客のニーズを分析し、広告を表示するデジタルマーケティングの一例です。
では、そのデジタルマーケティングとスポーツビジネスとの間にはどのような関係があるのでしょうか。
スポーツビジネスとデジタルマーケティングの関係性
スポーツビジネスにおいて、デジタルマーケティングとの関係性は主に顧客データを収集し、そのデータを分析するところに見られます。
顧客データを収集し、ニーズに合ったサービスを提供することでファンの視点に立ったサービス提供が可能となります。
以下では、具体的な活用例を紹介していきます。
ダイナミックプライシング
最近デジタルマーケティング活用の場として注目を集めているのが、スポーツの観戦チケットの販売価格を試合の注目度によって上下させるシステムである、「ダイナミックプライシング」です。
ダイナミックプライシングでは、試合日程はもちろん、対戦カードや座席の種類、さらには顧客の嗜好までもAIを活用し過去のデータから分析し、試合ごとの需要を予測した上でチケット価格の調整を行っています。
データ事業の活性化
先述したように、顧客のデータを収集することで提供側がニーズを合わせることが容易になると述べましたが、マイナースポーツではデータ分析の精密なフォームを用意する資金やリソースが不足しているのが現状です。
そこで、汎用性の高いフォームの需要が高まっており、データ提供を行うサービスが活性化されています。
SNSを通じた若い世代へのアプローチ
最近では、SNSを通じた新たな手段での顧客獲得が見られるようになっています。
デジタルマーケティングが盛んな海外のスポーツチームを参考にし、試合でのファインプレーや注目度の高いプレーをSNSで発信するスポーツチームが最近では多く見られています。
これも、SNS世代のファンの興味を集め、次の試合チケット購入ヘと繋げる一つのデジタルマーケティングの取り組みです。
また、今までは見られなかった仮想空間:メタバースを活用したスポーツ観戦の取り組みなど、若い世代へのアプローチも見られます。
スポーツ業界におけるデジタルマーケティングの課題
ここまではデジタルマーケティングにおける利点について述べてきましたが、ここからはその課題について述べて行きます。
データの正確性
スポーツにおけるデジタルマーケティングの課題として真っ先に挙がるのが、このデータの正確性です。
例えばチケッティングでの例を挙げると、観戦チケットの購入者と来場者が異なる場合があり、その場合誤った顧客情報が登録されてしまいます。さらに紙チケットでの購入の場合はほとんど顧客情報が得られていません。
そもそも、チームが管理できているデータは年間チケット購入者とファンクラブ会員が主であり、他の正確なデータはあまり管理できていません。
このように、今後デジタルマーケティングにおいては、いかにしてより正確なデータ管理を行うかが課題となるでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。当記事ではスポーツビジネスにおけるデータマーケティングの活用例について解説しました。
今後スポーツ業界ではデジタルマーケティングがより主流の戦略となっていくでしょう。
時代とともに戦略も変容するスポーツ業界では、日々新たな知識が求められます。
実際に現場で最新の情報を得ることも今後皆さんのキャリアにおいて重要になることは間違いありません。
現場で新たな知識を得るためにも、是非一度インターンシップへの参加を検討してみてください。